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解体工事における隣地の補修工事について

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みなさんこんにちは!兵庫県宝塚市/加古川市の解体業者ウーバースペースです。

解体工事を検討されている皆さんは、「隣の家との距離が近いけど大丈夫かな?」「もし解体工事で隣の家に傷をつけたらどうなるんだろう?」といった不安を抱えていませんか?解体工事は、ご自身の敷地内の作業とはいえ、隣の家との関係性も重要になってきますよね。特に、万が一のときに発生する隣地の補修工事については、事前に知っておくべきことがたくさんあります。

この記事では、解体工事における隣地の補修工事について、費用負担の責任から、工事中のトラブルを防ぐための対策、実際の事例まで、解体業者社長の視点から詳しく解説していきます。

この記事を読めば、隣地トラブルを未然に防ぎ、安心して解体工事を進めるための知識が手に入ります。特に、初めて解体工事を行うご家族や、隣地との関係を大切にしたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください!

解体工事における隣地の補修工事が必要になるケースとは?

解体工事は、騒音や振動、粉塵の飛散など、少なからず周囲の環境に影響を与えます。特に隣接している建物には、注意が必要です。解体工事における隣地の補修工事が必要になるのは、解体作業中に隣地の建物や敷地内の設備に損害を与えてしまった場合です。具体的には、以下のようなケースが挙げられます。

解体時に発生した振動で、隣家の壁にひびが入ってしまった

重機を操作中に、誤って隣家の外壁を傷つけてしまった

解体中の建物の破片や木材が飛散し、隣家の窓ガラスを割ってしまった

基礎の解体時に、隣地の庭のブロック塀を倒してしまった

このような不測の事態が発生した際には、解体業者が責任を持って対応し、補修工事を行う義務があります。解体業者として、私たちは事前の対策を徹底していますが、予期せぬトラブルが発生する可能性もゼロではありません。だからこそ、事前に隣地の補修工事について理解しておくことが大切なのです。

補修工事の費用負担は誰がする?解体工事における責任の所在

解体工事で隣地に損害を与えてしまった場合、補修工事にかかる費用は、原則として解体業者が負担します。これは、民法715条の「使用者責任」に基づいています。解体業者は、雇用している従業員や下請け業者が行った作業によって他人に与えた損害について、賠償する責任を負います。

この責任の所在を明確にするために、解体業者は請負契約書に損害賠償に関する条項を明記するのが一般的です。解体業者が加入している賠償責任保険も、この補修工事の費用をカバーするために重要な役割を果たします。万が一、損害が発生した場合でも、保険によって補修費用が賄われるため、依頼主であるお客様に金銭的な負担がかかることはありません。ただし、依頼主側が不適切な指示を出したり、危険な状況を把握しながら解体業者に伝えなかったりした場合には、一部責任を問われる可能性もあります。解体業者とお客様が協力して、安全な工事環境を整えることが何より大切です。

解体工事による隣地トラブルを防ぐための対策

解体工事中の隣地トラブルを防ぐためには、事前の準備と対策が非常に重要です。解体業者として、私たちは以下の対策を徹底しています。

工事前の近隣挨拶:工事着工の1~2週間前には、担当者がお客様と一緒に、隣家や近隣の方々へ工事内容や期間、連絡先などを丁寧にご説明します。これにより、工事への理解を深めていただき、トラブルの芽を摘みます。

工事前の現況調査:解体工事を始める前に、隣家の外壁や塀、カーポートなどにひび割れや傷がないか、写真や動画で記録します。この現況調査を行うことで、万が一工事後に損害が発生した場合でも、それが解体工事によるものかを正確に判断することができます。

養生シートの設置:建物の解体時に発生する粉塵や木材の飛散を防ぐため、建物の周囲を隙間なく養生シートで覆います。これにより、隣家への影響を最小限に抑えます。

騒音・振動対策:低騒音・低振動の重機を選定したり、作業時間を厳守したりすることで、近隣へのご迷惑を最小限に抑えるよう努めます。

これらの対策を徹底することで、解体工事における隣地の補修工事が必要になるリスクを大幅に減らすことができます。しかし、どんなに注意深く作業しても、100%リスクをなくすことはできません。だからこそ、信頼できる解体業者を選ぶことが非常に重要になります。

解体工事における隣地トラブルの解決事例

実際に、解体工事中に発生した隣地のトラブルがどのように解決されたのか、具体的な事例をいくつかご紹介します。これらの事例は、お客様の不安を解消し、安心して工事を任せていただくための参考になるかと思います。

事例①:振動による隣家の外壁へのひび割れ

兵庫県宝塚市で木造住宅の解体工事を行った際、解体作業中に隣家の外壁に小さなひび割れが発生しました。解体業者として、事前の現況調査でひび割れがなかったことを確認していたため、すぐに補修工事が必要と判断しました。

対応策と結果

すぐに隣家の方にご連絡し、状況をご説明しました。お客様にもご報告し、了解をいただいた上で、専門の左官業者を手配。ひび割れ部分の補修工事を速やかに行いました。工事後、隣家の方からは「すぐに補修してもらえて安心した」とのお言葉をいただき、良好な関係を保つことができました。このケースでは、解体業者の加入している賠償責任保険が適用され、費用はお客様に一切ご負担いただくことなく解決に至りました。

事例②:重機による隣家のフェンスの破損

加古川市の解体現場で、重機が旋回した際に誤って隣家のアルミ製のフェンスの一部を破損させてしまいました。このときも、すぐに作業を中断し、隣家の方にご連絡しました。

対応策と結果

破損状況を確認し、謝罪とともに今後の対応をご説明しました。フェンスは部分的な補修が難しかったため、該当するパネル全体を新しいものに交換することをご提案。隣家の方にも納得していただき、メーカーに部品を手配し、速やかに交換工事を実施しました。お客様には、このトラブルについて随時ご報告し、対応状況を共有しました。迅速かつ誠実な対応により、隣家の方との信頼関係を損なうことなく、円満に解決することができました。

事例③:粉塵飛散による隣家の洗濯物の汚れ

解体工事中に、風向きが急に変わり、一部の粉塵が隣家の庭に干してあった洗濯物にかかってしまいました。隣家の方からお電話でご指摘をいただき、すぐに現場を確認しました。

対応策と結果

まずは、大変ご迷惑をおかけしたことを心からお詫びしました。その後、洗濯物のクリーニング費用を全額お支払いすることを提案しました。また、再発防止のために、養生シートの増設と、風の強い日の作業中止を徹底しました。この件を通じて、解体工事における隣地の補修工事だけでなく、日常生活における細かな配慮がいかに重要かを再認識しました。

まとめ

解体工事における隣地の補修工事は、万が一の事態に備えて、事前にしっかりと理解しておくべき重要なポイントです。解体工事で隣地に損害を与えてしまった場合、原則として解体業者が責任を持って対応し、補修費用を負担します。

しかし、最も大切なのは、こうしたトラブルを未然に防ぐことです。事前の近隣挨拶、現況調査、そして徹底した養生や騒音・振動対策を行うことで、安心して解体工事を進めることができます。

私たちウーバースペースは、お客様の大切な財産である建物を解体する上で、近隣の方々との良好な関係を築くことを何よりも大切にしています。これまでの経験から、誠実なコミュニケーションと迅速な対応が、すべてのトラブルを円満に解決する鍵だと考えています。

ウーバースペースでは、兵庫県を中心とした近畿エリアで、空き家・建て替えなどの住宅解体や、マンションビルなどの大きな解体工事をおこなっております。是非、兵庫の解体の事ならウーバースペースにお任せください!