blog

ブログ

解体工事おける残置物について

ブログ

みなさんこんにちは!兵庫県宝塚市/加古川市の解体業者ウーバースペースです。

解体工事を検討される際、「家の中のものをどうすればいいの?」と頭を悩ませていませんか?実家を解体するとなると、親の遺品や長年溜め込んだ家財道具など、想像以上に多くの「残置物」が出てきますよね。解体業者にどこまでお願いできるのか、自分でやるべきことは何なのか、わからなくて不安に感じている方もいらっしゃるでしょう。

この記事では、解体工事における残置物処理の基本から、自分で処分する場合の方法、業者に依頼する場合の費用相場まで、知っておきたい情報をすべて解説します。この記事を最後まで読んでいただければ、残置物処理の流れを理解し、無駄な出費やトラブルを避けるための具体的な方法がわかります。ご実家の片付けを任されたご家族、空き家解体を検討されている方はぜひ最後まで読んでみてください!

解体工事における残置物とは?

解体工事における残置物とは、建物内部に残された家具や家電、生活用品、不用品など、建物の解体と直接関係のないものを指します。残置物は、家財道具一式、電化製品、本、衣類、食器、布団、趣味の道具など多岐にわたります。解体工事は基本的に建物本体を壊すことであり、これらの残置物は原則として解体業者の工事範囲外となります。

残置物の具体例と、解体工事費用に含まれない理由

解体工事における残置物の具体例としては、家具(タンス、ベッド、テーブル)、家電(冷蔵庫、洗濯機、テレビ)、衣類、本、食器、布団などが挙げられます。これらの物品は、家主の所有物であり、建物の構造物とは異なります。解体工事の費用は、建物の構造や規模、立地条件、工法などに基づいて算出されますが、残置物の処分費用は含まれていません。なぜなら、残置物の量や種類は家ごとに大きく異なり、事前に正確な費用を見積もることが難しいからです。

たとえば、私が過去に担当したある解体現場では、一見空き家に見えた家屋の2階に、大量の古本が天井まで積み上げられていました。お客様は「特に何も残っていません」とおっしゃっていましたが、実際に中を確認すると、運び出すのに軽トラック2台分以上の古本と、重いタンスや大型家電がそのまま残っていたのです。このように、残置物の状態や量は現場ごとに全く違うため、見積もりは別で考えるのが一般的です。

解体工事における残置物処理の選択肢

解体工事の前に残置物を処理する方法は、主に「自分で処分する」「専門業者に依頼する」の2つの選択肢があります。それぞれのメリット・デメリットを理解し、ご自身の状況に合った方法を選びましょう。

自分で残置物を処分するメリットとデメリット

自分で残置物を処分する場合のメリットは、なんといっても費用を安く抑えられることです。自治体の粗大ごみ回収やリサイクル施設を活用すれば、業者に依頼するよりも大幅にコストを削減できます。また、自分のペースで時間をかけて片付けられるため、思い出の品を丁寧に整理したり、必要なものと不要なものをじっくりと見極めたりすることができます。たとえば、リサイクルショップに持ち込むことで、多少なりとも収入を得られる可能性もあります。

一方、デメリットとしては時間や手間が非常にかかる点が挙げられます。特に実家全体を片付ける場合、膨大な量の不用品を分別し、運び出す作業は重労働です。自治体の回収には日数がかかったり、特定の曜日にしか回収してもらえなかったりする制約もあります。大型の家具や家電は、搬出するだけでも専門的な知識や人手が必要になることもあり、無理をすると怪我をするリスクもあります。

専門業者に依頼して残置物を処分するメリットとデメリット

専門業者に依頼して残置物を処分する場合のメリットは、手間と時間を大幅に節約できることです。依頼すれば、分別から運び出し、運搬、処分まで、すべての作業をプロが代行してくれます。作業効率が非常に高いため、短期間で家の中を空にすることが可能です。また、重い家具や大型家電の搬出も専門の機材や技術を持ったスタッフが安全に行うため、怪我のリスクもありません。急いで解体工事を進めたい場合や、遠方に住んでいてなかなか片付けに時間をかけられない方にとっては非常に有効な手段です。

デメリットとしては、費用が高くなる点が挙げられます。自分で処分する場合に比べて、人件費や運搬費、処分費などが加算されるため、費用は高額になります。また、悪質な業者に依頼してしまうと、不法投棄などのトラブルに巻き込まれるリスクもゼロではありません。

解体工事の残置物処理にかかる費用相場

解体工事の残置物処理を業者に依頼する場合、費用は主に「残置物の量」と「作業員の人数」によって決まります。一般的な費用相場を把握しておくことで、適切な業者選びに役立ちます。

残置物処理の費用相場を内訳ごとに解説

残置物処理の費用は、主に基本料金とオプション費用で構成されます。基本料金は、トラックのサイズや作業員の人数、作業時間によって決まることが多く、1部屋あたりいくら、といった形で算出されることもあります。オプション費用としては、エアコンの取り外しや、大型金庫の搬出、貴重品の探索などが含まれる場合があります。

一般的な相場としては、1Rや1Kで数万円、2LDKで10万円~30万円、一戸建て全体となると30万円~100万円以上になることもあります。これはあくまで目安であり、残置物の量や内容によって大きく変動します。

解体業者に残置物処理も一緒に依頼するとお得?

解体業者に残置物処理も一緒に依頼すると、複数の業者に連絡する手間が省け、手続きがスムーズに進むという大きなメリットがあります。解体工事の日程と合わせて残置物処理のスケジュールも組んでもらえるため、計画的に工事を進められます。しかし、解体業者が残置物処理を専門としているとは限らず、結局提携している別の不用品回収業者に依頼を仲介するケースも多いです。

そのため、解体業者に一括で依頼するからといって必ずしも費用が安くなるわけではありません。残置物処理の専門業者と解体業者を別々に探して相見積もりを取る方が、トータルコストを抑えられる可能性があります。

悪質業者に騙されない!残置物処理の注意点

残念ながら、残置物処理の業界には悪質な業者も存在します。不当な高額請求や、不法投棄などのトラブルに巻き込まれないよう、以下のポイントに注意して業者を選びましょう。

見積もり段階でチェックすべき解体工事の残置物処理ポイント

まず、必ず複数の業者から相見積もりを取りましょう。1社だけの見積もりで即決すると、相場よりもはるかに高い金額を提示される可能性があります。見積書には、残置物の量、作業員の人数、トラックの台数、廃棄物の種類ごとの単価など、詳細な内訳が明確に記載されているかを確認してください。内訳が「残置物処理一式」といったあいまいな表記になっている場合は要注意です。また、見積もり訪問時に、追加料金が発生する可能性があるか、どのような場合に発生するのかを具体的に確認することも重要です。

不法投棄を防ぐための最終チェック

依頼する業者が、廃棄物処理に関する**許可証(産業廃棄物収集運搬業許可など)**を所有しているか必ず確認しましょう。許可証を持たない業者は、不法投棄などの違法行為を行うリスクが高いです。見積書や契約書に、廃棄物の処理方法や処分場の情報が記載されているかを確認することも大切です。

たとえば、兵庫県内であれば、兵庫県のホームページで許可業者を検索することができます。このように、依頼する業者の情報を自分で調べる習慣を身につけることが、トラブル回避に繋がります。

まとめ

解体工事における残置物処理は、工事全体の費用やスケジュールを左右する重要な要素です。自分で処分すれば費用は安く抑えられますが、時間と手間がかかります。一方、専門業者に依頼すれば、手間を省いてスムーズに作業を進められますが、費用は高くなります。ご自身の状況に合わせて、最適な方法を選択しましょう。

そして、最も重要なのは、信頼できる業者を選ぶことです。複数の業者から相見積もりを取り、詳細な内訳を確認し、廃棄物処理の許可証を持っているか確認することで、不要なトラブルを回避できます。

ウーバースペースでは、兵庫県を中心とした近畿エリアで、空き家・建て替えなどの住宅解体や、マンションビルなどの大きな解体工事をおこなっております。是非、兵庫の解体の事ならウーバースペースにお任せください!